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小林よしのり
2017.5.15 03:24政治

タワケの法務大臣でも悪法が通る不思議


ネットで見つけた「朝日新聞デジタル」で青木理氏の共謀罪

についてのインタビューが載ってるが、大変分かりやすい。

 

しかし与党は「共謀罪」を17日か18日あたりで通そうと

している。

あのタワケの法務大臣が、何ひとつ説得力のある説明をでき

なかった法案を、ただ審議が30時間に達したからという

理由で強行採決しようとしている。

建て前的に「強行採決」に見えないように、野党から、

「維新の会」を取り込んで、強行採決に向かう企みだ。

 

よくこんな危険なものを、十分な説明責任も果たさぬまま、

数の力で意地でも通そうとするものだ。

国民にその危険性が啓蒙される前に、通したいのだろう。

「国民が気づかぬうちに速く速く」と焦っている。

 

読売や産経などの「安倍政権・御用新聞」が共謀罪の議論

を封じている。

テレビメディアも局によって分断されているから、今まで

国民は無知のまま放置されていたが、本当は「両論併記」

でも、法案の意味を国民に伝えるのが、マスコミの責任

なのだ。

 

「御用新聞」「御用テレビ局」が増えたために、国民は知る

きっかけがない。

だから、世界の報道の自由度ランキングが先進国の中で

異様に低いのだ。

 

政権与党は、そもそも国会での議論なんか重要視してない。

政府にとっては国会の議論なんか要らないのだ。

国会がない方がいい。

始めに結論ありきで、とにかく「共謀罪」を通すと決めて

いただけだ。

数の力で何でも通せると高を括っている。

何をやっても支持率は下がらない、民進党のせいにして

おけばいいと傲慢極まりない。

 

民進党は最後まで抵抗するだろうが、わしはこれを応援する。

頑張ってくれ!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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